こだわりのEM生産者さんVol.6 小泉農園
- Ichiro Sugimoto
- 8月17日
- 読了時間: 6分

EMを農業の現場で実践し続ける生産者
鎌倉・小泉農園 小泉章さん
今回ご紹介するのは、神奈川県鎌倉市で農業を営む「小泉農園」の小泉章さんです。
小泉さんは、長年にわたってEMを農業の現場で実践し続けている生産者の一人です。
小泉農園では、ハウストマトをはじめ、さまざまな野菜を栽培されています。
私が小泉さんとご一緒したのは、2026年2月26日、沖縄で開催されたNPO法人地球環境共生ネットワーク(U-net)の第27回通常総会後のセミナーでした。
この日は、私も「なぜ日本人だけが“病気をやめられない”のか ― 量子共鳴医療の夜明け」というテーマで講演させていただき、その後、小泉さんが「小泉農園で起きている現象について」と題して、農業の現場で実際に取り組んでいるEMの実践について発表されました。
一見すると「医療」と「農業」は、まったく違う世界のように思われるかもしれません。
しかし、私はむしろ、とても近いところにあると考えています。
医療を突き詰めていくと、食と農業にたどり着く
私は以前から、病気になってから診断し、治療するだけではなく、「そもそも病気にさせない医療」を実現したいと考えてきました。
では、人が健康であり続けるためには何が必要なのでしょうか。
薬や検査だけで健康をつくることはできません。
私たちは毎日、食べ物を身体の中に取り入れています。
その食べ物は、どのような人が、どのような思いで、どのような環境で育てたのか。
さらに、その作物を育てる土はどのような状態なのか。
その土の中には、どのような微生物たちが暮らしているのか。
そうやって考えていくと、
医療 → 食 → 農業 → 土 → 微生物
と、すべてがつながっていきます。
だから私にとって、農業は医療とは別の世界ではありません。
「病気にさせない医療」を本気で考えるのであれば、食や農業、そして土や微生物のことまで考えていく必要があると思っています。
20年以上、EMを使い続けてきた農園
小泉さんがEMを使った農業を始めたのは、今から20年以上前にさかのぼります。
2002年頃から、ハウス内に水を張り、そこへEM活性液を流し込むなど、本格的な土づくりに取り組んできました。
その後、トマトの病気などさまざまな困難も経験されましたが、比嘉照夫先生からの助言も受けながらEMを徹底して使い続け、2008年頃からはハウス内を不耕起栽培へと切り替えています。
2009年には比嘉先生自身が小泉農園を訪れています。
現在の小泉農園を見ると、こうした長年の積み重ねがあってこその農園なのだということが分かります。
「EMを使っている農家」というだけではない
私が小泉さんを皆さんにご紹介したい理由は、単に「EMを使って野菜を作っている農家さん」だからではありません。
小泉さんは、EM活性液を使うだけではなく、EMの点滴装置、整流炭、整流コイル、煙霧など、その時々の新しいEM技術を実際に農業の現場へ取り入れています。
そして何より大切なのは、
「実際にやってみて、何が起こるのかを見る」
という姿勢です。
うまくいかなければ、そこで終わりではありません。
なぜうまくいかなかったのかを考え、工夫して、また続けてみる。
農業の現場で起きる現象を自分自身の目で確かめながら、次の方法を考えていく。
私は、この姿勢にとても共感します。
医療も同じだと思うからです。
既存の常識だけから「そんなことはあり得ない」と否定するのではなく、まず目の前で何が起きているのかを見る。
そして、その理由を考える。
科学も医療も農業も、本来はそういうところから始まるのではないでしょうか。
小泉農園の土で起きていること
U-netのセミナーでは、EM研究機構の新谷正樹さんから、小泉農園の土壌について非常に興味深い報告もありました。
小泉農園のハウスでは、2022年頃からボカシや堆肥などの肥料をほとんど施用していないにもかかわらず、トマトをはじめとするさまざまな野菜が栽培され、出荷されています。
さらに、トマトを何年も連作していながら、連作障害や土壌病害が出ていないことも報告されています。
実際に土壌を分析すると、窒素・リン酸・カリウムなどに不足はなく、腐植や保肥力も高い状態で、乳酸菌、酵母、光合成細菌などの存在も確認されています。
こうした結果から、EM研究機構では、小泉農園のハウス内の土壌が「発酵合成型土壌」になっているのではないかと考察しています。
私は、こうした「現場で実際に起きていること」に非常に興味があります。
人間だけが健康になることはできない
これは、横浜EMウェルネスを立ち上げるうえでも、私たちが大切にしている考え方です。
人間だけを自然や環境から切り離して、人間だけを健康にしようとしても限界があります。
健康な土があり、そこに多様な微生物が暮らし、元気な植物が育つ。
それを私たちが食べる。
そして私たちの身体の中にも、膨大な数の微生物たちが暮らしています。
土の健康、植物の健康、動物の健康、人間の健康、そして地球環境の健康。
これらは本来、別々のものではなく、ひとつながりのものなのだと思います。
2026年2月のU-netのセミナーで、私は医療の立場から「場」「マイクロバイオーム」「意識」、そして生命が自ら整っていくための条件についてお話ししました。
その同じ場で、小泉さんは農業というまったく違う立場から、土や微生物、植物と向き合いながら実際に起きている現象を紹介されました。
分野は違っていても、根底にあるものはつながっている。
私は改めてそう感じました。
生産者の「顔」が見える食を
横浜EMウェルネスで生産者の皆さんをご紹介しているのには理由があります。
単に「この野菜がおいしい」「この農産物がおすすめ」ということだけを伝えたいわけではありません。
誰が、どんな思いで、どんな土をつくり、どのように作物を育てているのか。
そこまで知ったうえで食べることも、私はとても大切だと思っています。
医療だけでは、人を健康にすることはできません。
医療、食、農業、微生物、環境、そして人と人とのつながり。
それぞれの現場で実践している人たちがつながっていく。
その先に、私たちが目指している「病気にさせない社会」があるのではないでしょうか。
小泉さんは、農業の現場からそれを実践し続けている、大切な生産者のお一人です。
小泉農園
園主:小泉 章さん所在地:神奈川県鎌倉市城廻主な農産物:トマトをはじめとする鎌倉野菜栽培:EMを活用した有機・無農薬栽培
小泉農園直売所神奈川県鎌倉市城廻216(自宅敷地内)




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