横浜EMウェルネスのホームページを一般公開しました
- Ichiro Sugimoto
- 8月14日
- 読了時間: 6分
更新日:8月16日

このたび、「横浜EMウェルネス」のホームページを一般公開いたしました。
まだまだ未完成の部分もあり、これから手を加えたいところもたくさんあります。
それでも、すべてが完成してから始めるのではなく、まずは皆さまに見ていただき、ご意見をいただきながら、この場所そのものを育てていこう。
そう考えて、今回一般公開することにしました。
「病気を治す」だけではなく、「病気にさせない」ために
私が医師として長年、診療の現場に立ちながら考え続けてきたことがあります。
それは、病気を見つけて治療することはもちろん大切だけれど、それだけで本当に人を健康にすることができるのだろうか、ということです。
病気になってから治療するだけではなく、
そもそも病気になりにくい身体、病気になりにくい生活、そして病気になりにくい社会をつくることはできないだろうか。
そんなことを考え続けていた私にとって、忘れることのできない出来事があります。
EMの開発者である比嘉照夫先生との、ある日の問答です。
私は以前、比嘉先生にこんな質問をしたことがあります。
「EM技術によって微生物環境が改善することで、自然環境もよみがえり、人々も健康になる。そんな素晴らしい世界ができると思っています。
でも、そうなっていく中で、私たち医師は今後どうしていったらいいのでしょうか?」
すると、比嘉先生は私にこうおっしゃいました。
「杉本先生、今の日本の医療を見てごらんなさい。事後処理型の低次元な医療をやっています。ですから先生には、もっと次元の高い医療をやってほしいのです。つまり、病気にさせない医療を。」
この言葉を聞いたとき、私は自然と涙があふれました。
自分でも驚くほどでした。
それまで医師として診療を続けながら、どこかで感じていたこと。
病気になった人を診断し、薬を出し、手術や治療につなげる。それはもちろん医療として必要なことです。
けれど、そのもっと前にできることがあるのではないか。
病気になる人そのものを減らすことが、本当は医療のもっと大切な役割なのではないか。
私の中にずっとあった思いを、比嘉先生が一つの言葉にしてくださったように感じました。
「病気にさせない医療」
私はあのとき、これこそが自分が医師として一生をかけてやり遂げなければならない医療なのだと、比嘉先生から教えていただいたのだと思っています。
そして今、横浜EMウェルネスを立ち上げようとしている原点も、まさにここにあります。
人間だけが健康になることはできない
では、「病気にさせない医療」とは何なのでしょうか。
このことを突き詰めて考えていくと、医療だけでは到底実現できないことに気づきます。
私たちの身体は、毎日食べるものからつくられています。
その食べ物は農業から生まれ、農業は土や水、空気、自然環境によって支えられています。
そして、その土の中にも、食べ物の中にも、私たちの身体の中にも、膨大な数の微生物たちが生きています。
つまり、健康というものを考えていくと、医療、食、農業、微生物、生活環境、自然環境は、決して別々のものではありません。
すべてがつながっています。
横浜EMウェルネスの根底にあるのは、
「人間だけが健康になることはできない」
という考え方です。
人が健康であるためには、食べ物が健康でなければならない。
食べ物が健康であるためには、それを育てる土や水が健康でなければならない。
そして、その環境を根底から支えている存在の一つが微生物です。
だからこそ私たちは、EM(Effective Microorganisms)をはじめ、広い意味で「微生物たちを味方につけ、共生していく」という考え方を大切にしています。
ただし、横浜EMウェルネスは、EMだけを紹介するための場所ではありません。
医療、食、農業、発酵、微生物、生活環境、そして人と人とのつながり。
健康につながるさまざまな分野を、既存の枠にとらわれず結びつけていきたいと考えています。
これまでの「つながり」を、これからの活動へ
振り返ってみると、これまで私たちが続けてきた活動も、すべて人とのつながりから始まっていました。
医師、歯科医師、鍼灸師など、健康について同じような思いを持つ仲間たち。
土や微生物と向き合いながら農業を続けている生産者の皆さん。
食の安全や環境について真剣に考えているお店や企業の皆さん。
そして、畑仕事や味噌づくり、上映会、勉強会などに参加しながら、一緒に活動を続けてくださっている皆さん。
一つひとつは小さな活動かもしれません。
しかし、それぞれがつながっていけば、やがて大きな流れをつくることができるのではないか。
横浜EMウェルネスは、そんな思いから生まれました。
このホームページでやっていきたいこと
このホームページでは、私たちの活動や考え方だけでなく、これからさまざまな情報を発信していきます。
医療や健康についての情報。
農業、食、発酵、微生物についての情報。
私たち自身が実際に出会い、信頼している生産者やお店、医療・健康分野の仲間たちの紹介。
上映会やワークショップ、オンラインアカデミーなどのイベント情報。
そしてブログでは、日々の診療や活動の中で私自身が感じていることに加えて、健康、食、微生物、環境などに関する研究やニュースについても取り上げていきたいと思っています。
また、一部の記事やコンテンツについては、会員の皆さま限定で、もう少し踏み込んだ情報もお届けしていく予定です。
会員の皆さまが交流できる「メンバーズラウンジ」も設けています。
情報を見るだけのホームページではなく、人と人が出会い、つながっていく場所にしていきたいと思っています。
完成ではなく、ここからがスタートです
実は、このホームページは息子の将輝と二人で、試行錯誤しながら作ってきました。
二人ともホームページ制作の専門家ではありません。
「ここはどうしたらいいんだろう」
「もっと分かりやすくできないだろうか」
そんなことを繰り返しながら、ようやく一般公開までたどり着きました。
ですから、まだ完成形ではありません。
むしろ、完成していないからこそ、これから皆さまと一緒に育てていけるホームページにしたいと思っています。
「こんな活動をやってほしい」
「こんな情報を取り上げてほしい」
「こんな人とつながったら面白いのでは」
そんなご意見やアイデアも、ぜひお聞かせください。
医療と農業がつながる。
食と健康がつながる。
専門家と地域の人たちがつながる。
そして、世代を超えて人と人がつながっていく。
このホームページが、そのための小さな入口になればと思っています。
人間だけが健康になることはできない。
人も、微生物も、食も、農業も、自然も。
すべてがつながりながら健康になっていく。
そして、その先にあるのが、あの日、比嘉先生からいただいた言葉、
「病気にさせない医療」
なのだと私は思っています。
横浜EMウェルネスは、その医療を本当に形にしていくための、新しい挑戦でもあります。
まだ小さな一歩ですが、ここから始めます。
ぜひ、このホームページのいろいろなページを覗いてみてください。
そして、これから横浜EMウェルネスがどのように育っていくのか、一緒に楽しんでいただけたら嬉しく思います。
これからどうぞよろしくお願いいたします。




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