EMウェルネス 暮らしの発酵 ライフスタイルリゾート
- Masaki Sugimoto
- 8月16日
- 読了時間: 7分

沖縄県北中城村の高台に建つ「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」。
僕たち家族にとって、このホテルは単なる宿泊先ではありません。
父と母は、このホテルが現在の姿になるずっと前から、その歴史を見てきました。
廃墟となったホテルをEMで蘇らせる
この建物の歴史は古く、1972年に「沖縄ヒルトン」として開業しました。その後、1985年にはシェラトンとなりましたが、やがて営業を終え、その後長い間使われない状態が続きます。
ホテルが建つ北中城村の高台は、沖縄の街並みや海を見渡すことのできる、とても眺めのよい場所です。
特に夜景がきれいなことで知られ、父と母から聞くと、昔から沖縄の人たちにとって有名なデートスポットでもあったそうです。
そしてホテルのすぐ近くには、琉球王国の王妃ゆかりのお墓もあります。
それだけ歴史のある、沖縄の人たちにとってよく知られた場所でした。
ところがシェラトンの営業終了後、建物は十年以上にわたって使われないままとなり、次第に廃墟のような状態になっていきました。
かつては美しい夜景を眺めるデートスポットとして知られていた場所が、廃墟となってからは、若者たちが「肝試し」に訪れるような場所としても知られるようになったそうです。
そのため、沖縄の人たち、とりわけ地元の方々にとっては、「あのホテル」と言えば分かるほど、良くも悪くも記憶に残っていた場所だったと聞いています。
そこに目をつけたのが、EM技術を開発された比嘉照夫先生でした。
父から聞いた話では、比嘉先生が「このホテルをEM技術で蘇らせる」と計画された時、周囲からはかなり反対されたそうです。
長年放置され、廃墟となっていた巨大なホテルを本当に再生できるのか――。
それでも比嘉先生は計画を進め、EM技術を活用しながら建物を再生。2005年、「EMウェルネスセンターホテル コスタビスタ沖縄」として新たなスタートを切りました。
古い建物を壊して新しいものを造るのではなく、長い間使われなくなっていた建物を、微生物の力を活用しながらもう一度蘇らせる。
かつて廃墟として知られていた場所が、人々が健康や暮らしについて考える場所へと変わっていく。
まさにEMの考え方そのものを形にしたようなホテルだと僕は思います。
母のお気に入りのホテル
母が今でもよく話すのが、このホテルがオープンした頃のことです。
建物は大規模に改修されていたにもかかわらず、ホテルに入った時に、いわゆる「新築のような化学物質のにおい」をほとんど感じなかったそうです。
それ以来、ここは母のお気に入りのホテルになりました。
現在もホテルでは、客室清掃などさまざまな場面で発酵や微生物のEM技術が取り入れられています。
父が沖縄で診療していた場所でもあります
そして、僕たち家族にとって忘れることのできない思い出がもう一つあります。
ホテルの隣にはスパ棟があります。
以前、その1階には、父が比嘉先生から依頼を受けて立ち上げた、予防医療を行う診療所「沖縄照甦クリニック」がありました。
当時、父は横浜の診療所が休診となる木曜日や日曜日を利用して沖縄へ入り、診療を行っていました。
横浜から沖縄へ行き、診療をして、その日のうちに横浜へ戻る。
今考えると、よくそんな生活をしていたなと思います。
その後、東日本大震災が起こりました。
震災後は、EM技術を活用した東日本の復興支援により力を注いでいくこととなり、沖縄の診療所はその役割を終え、閉院することになりました。
それでも、このホテルと僕たち家族とのご縁は、その後もずっと続いています。
「暮らしの発酵」へ
そしてホテルは、さらに進化していきます。
2021年10月1日、「コスタビスタ沖縄ホテル&スパ」から、現在の
「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」
へと生まれ変わりました。
ここでは、EMや微生物、発酵というものを単に知識として学ぶだけではありません。
食べること、眠ること、お風呂に入ること、掃除すること、農業、そして環境。
ホテルで過ごす時間そのものを通じて、「微生物と共に暮らす」ということを実際に体験できる場所へと熟成してきています。
また、発酵や食、自然、健康、暮らしなどをテーマにしたさまざまなワークショップや体験プログラムも開催されています。
ただホテルに泊まるだけではなく、実際に見て、触れて、味わって、学んでみる。
そうすることで、「発酵」や「微生物」が特別なものではなく、僕たちの毎日の暮らしとつながっていることを自然に感じられるのも、このホテルの大きな魅力だと思います。
何より、食事がおいしい
そして僕がぜひ皆さんに体験していただきたいのが、ホテルの食事です。
自社農場「サンシャインファーム」をはじめ、EM玉城牧場牛乳など、EMを活用して大切に育てられた食材や発酵食品などを取り入れた料理は、とてもおいしく、食べることそのものがこのホテルの大きな楽しみです。
「健康のためだから我慢して食べる」のではなく、
おいしいから食べたい。その結果として身体や環境にもやさしい。
僕は、これがとても大切なことだと思っています。
そして、EMを知っている方にはちょっと嬉しい楽しみもあります。
レストランではEM・X GOLDも用意されており、これを楽しみに宿泊される方もいらっしゃると聞いています。
食事を楽しみながら、EMや発酵を特別なものとしてではなく、日々の暮らしの中に自然に取り入れていく。
そんな体験ができるのも、このホテルならではだと思います。
父も今なお、このホテルへ
父は現在も頻繁に沖縄を訪れており、このホテルでも年に何度か講演をさせていただいています。
父にとっても、僕たち家族にとっても、ここはたくさんの思い出が詰まった特別な場所です。
家族で沖縄に入るとき、宿泊先はいつもこのホテルです。
かつて美しい夜景を眺める場所として親しまれ、その後長い間使われなくなり、肝試しに訪れる人までいたという廃墟のホテル。
その場所がEMと出会い、人と微生物の力によって蘇り、さらに時代とともに進化しながら、今では「暮らしそのものを考える場所」になっています。
ホテルそのものの歴史が、まさに**「蘇生」から「暮らしの発酵」へ**と歩んできたように僕には感じられます。
そして、沖縄から横浜へ
実は父は以前、比嘉先生とこんな話をしていたそうです。
「第二のEMウェルネスを、いつか横浜でやりましょう」
当時、それがどのような形になるのか、父自身にもまだ具体的には見えていなかったのだと思います。
ホテルをつくるという意味ではありません。
父が沖縄で見て、学び、実践してきたのは、医療だけで人を健康にするのではなく、食、農業、微生物、環境、学び、そして人と人とのつながりまで含めて、暮らしそのものから健康を育てていくという考え方でした。
そして今、その思いが少しずつ現実になろうとしています。
それが、僕たちが立ち上げ始めた「横浜EMウェルネス」です。
沖縄のEMウェルネスと同じものを横浜につくるわけではありません。
僕たちは僕たちなりの形で、医療を中心に、食や農業、発酵、微生物、環境、学び、イベント、そしてさまざまな人たちとのつながりを一つずつ結んでいきたいと思っています。
父と比嘉先生がかつて話していた「第二のEMウェルネス」。
長い年月を経て、その小さな一歩が、今ここ横浜で始まろうとしています。
そして僕自身も父と一緒に、その続きをつくっていきたいと思っています。
だからこそ、この沖縄のホテルは僕たちにとって、単なる「おすすめのホテル」ではありません。
横浜EMウェルネスの原点の一つでもある、大切な場所なのです。
沖縄へ行かれる機会がありましたら、ぜひ一度泊まってみてください。
観光のためだけのホテルとは少し違う、「暮らしの発酵」を五感で体験できるホテルです。
僕も大好きな場所です。 ホテル詳細情報
EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾート
所在地 〒901-2311沖縄県中頭郡北中城村喜舎場1478
電話 098-935-1500
アクセス 那覇空港から車で約40分沖縄自動車道「北中城IC」から車で約10分
駐車場 あり
施設 レストラン・カフェ/スパ・大浴場/サウナ/ショップ/ワークショップ・ 体験プログラムなど 公式サイトhttps://kurashinohakko.jp/
※宿泊料金、レストランの営業時間、ワークショップ・イベントなどの最新情報は、公式サイトをご確認ください。




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