top of page

あかね台EMタイムス 第35号|トランス脂肪酸をご存じですか?

「あかね台EMタイムス」第35号は、2020年3月1日に発行しました。

今回は、世界で規制が進められてきたトランス脂肪酸を取り上げました。


工業的につくられるトランス脂肪酸

トランス脂肪酸には、牛や羊などに由来する食品に含まれるものと、植物油を加工する過程で工業的につくられるものがあります。

紙面で問題にしたのは、液体の植物油へ水素を添加し、固形化する過程などで生じる工業的なトランス脂肪酸です。

マーガリン、ショートニング、菓子パン、洋菓子、揚げ物、コーヒーフレッシュなど、身近な加工食品に使われてきました。


動脈硬化や心血管疾患との関係

トランス脂肪酸を多く摂ると、LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らす方向に働くとされています。

さらに、炎症や血管内皮の機能にも影響し、動脈硬化や心筋梗塞などの危険性を高めることが問題となってきました。

WHOは2018年、2023年までに工業的なトランス脂肪酸を世界の食品供給から排除する目標を掲げました。


海外で進んだ規制

海外では、トランス脂肪酸の含有量表示、使用量の上限、部分水素添加油の使用禁止など、国によってさまざまな規制が進められてきました。

一方、日本では「国民全体の平均摂取量が少ない」という理由から、海外のような強い規制は行われてきませんでした。

しかし、平均値が低いからといって、加工食品を頻繁に食べる人まで摂取量が少ないとは限りません。海外が規制するものを、日本では問題ないと考えてよいのか。第35号では、その疑問を投げかけました。


自分で食品を選ぶ

同じマーガリンや加工食品でも、現在は製造方法やトランス脂肪酸の含有量が異なります。そのため、食品名だけで判断するのではなく、原材料表示を確認することが大切です。

「マーガリン」「ショートニング」「加工油脂」「ファットスプレッド」などの表示がある食品を毎日のように大量に摂っていないか、一度見直してみてください。

国が規制していないから安全だと考えるのではなく、自分や家族が口にするものを自分で確かめ、選択する。


病気になってから薬で治療するのではなく、日々の食事から病気になりにくい身体をつくる。その大切さをお伝えした第35号です。

なお、紙面に掲載した講演会や施術日程は、2020年当時の情報です。


発行日:2020年3月1日発行:あかね台眼科脳神経外科クリニック

コメント


bottom of page