あかね台EMタイムス 第42号|ミルグラム実験をご存じですか?
- Masaki Sugimoto
- 8月7日
- 読了時間: 2分
「あかね台EMタイムス」第42号は、2023年6月1日に発行しました。
今回取り上げたのは、人が権威から命令されたとき、どこまで従ってしまうのかを調べた「ミルグラム実験」です。
命令されれば人は何をするのか
ミルグラム実験は、ナチス・ドイツの戦犯アドルフ・アイヒマンが、裁判で「命令に従っただけだ」と主張したことを背景に行われました。
参加者は「教師」役となり、別室にいる「生徒」が問題を間違えるたびに、電気ショックの電圧を上げるよう指示されます。
実際には電気は流れておらず、生徒役も実験の協力者でした。しかし、教師役の参加者には、そのことは知らされていません。
生徒が苦痛を訴え、実験の中止を求めても、白衣を着た実験者は静かに続行を促しました。その結果、多くの参加者が、最大とされた450ボルトまでスイッチを押しました。
普通の人も権威に従ってしまう
この実験が示したのは、特別に残酷な人でなくても、権威のある人物から命令され、責任を権威へ委ねてしまうと、自分の良心に反する行動を取る可能性があるということです。
白衣、制服、肩書、資格、専門家、有名人、統計数字などは、人に信頼感を与えます。
その仕組みは、現代のマーケティングや広告、行政による情報発信など、身近なところでも使われています。
権威が言っていても正しいとは限らない
専門家の意見や統計データが役立つことはあります。しかし、それらが常に真実のすべてを伝えているとは限りません。
誰が、どのような目的で情報を発信しているのか。反対の立場にはどのような意見や根拠があるのか。自分で確認する姿勢が必要です。
テレビや新聞が言っていても、皆が行っていても、行政や医師が勧めていても、それだけで正しいと判断するべきではありません。
権威へ判断を預けるのではなく、自分で情報を集め、吟味し、最後は自分自身で選択する。その大切さをお伝えした第42号です。
発行日:2023年6月1日発行:あかね台眼科脳神経外科クリニック


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