あかね台EMタイムス 第45号|ω3系脂肪酸をご存じですか?
- Masaki Sugimoto
- 8月7日
- 読了時間: 2分
「あかね台EMタイムス」第45号は、2023年11月1日に発行しました。
今回のテーマは、当院で重視しているω3系脂肪酸、とくにEPAです。
身体の中で十分につくれない必須脂肪酸
ω3系脂肪酸には、エゴマ油や亜麻仁油などに含まれるα-リノレン酸、魚に多く含まれるEPAやDHAがあります。
α-リノレン酸は体内でEPAやDHAへ変換されますが、その割合は限られています。そのため、青魚などからEPAを直接摂ることにも意味があります。
EPAに期待される働き
EPAには、中性脂肪を低下させる作用に加え、血小板の働きや炎症反応へ影響する働きがあります。
私は、EPAを単に高脂血症の数値を下げるためではなく、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などを防ぐための大切な脂肪酸として考えています。
薬で一つの検査値を下げるだけではなく、身体の中で炎症や血栓が起こりにくい状態を整える。その視点から、EPAを診療へ取り入れてきました。
大切なのはω3とω6のバランス
ω6系脂肪酸も身体に必要な必須脂肪酸ですが、現代の食生活では加工食品や植物油などから多く摂りやすく、ω3系脂肪酸が不足しがちです。
重要なのは、ω6を完全に排除することではなく、ω3とのバランスを整えることです。
肉や加工食品へ偏らず、魚を積極的に食べることは、EPAとアラキドン酸のバランスを整えることにつながります。
サプリメントは品質を確認する
EPAは脂質であるため、原料となる魚、精製方法、酸化への対策などが重要です。
「EPA・DHA配合」と書かれているだけで選ばず、実際の含有量、原料、製造会社、品質管理を確認する必要があります。
また、EPAを多量に摂取すると出血しやすくなることがあり、抗凝固薬や抗血小板薬を使用している方は、医師へ相談してください。
不足しがちなω3系脂肪酸を補い、ω6系脂肪酸とのバランスを整えること。薬だけに頼らず、日々の食事から炎症や血栓が起こりにくい身体を育てる大切さをお伝えした第45号です。
発行日:2023年11月1日発行:あかね台眼科脳神経外科クリニック


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